右お尻、左お尻を意識した結果・・・

ご質問内容

ゴルフ侍トシ 様

 過日アドバイスいただきました下記の方法を自宅のアプローチ練習で試してみました。

 
 自宅ですので実際の球を打つ訳ではありません。

 ゴム(スポンジ)ボールを、アプローチ用ネットに向かって打つ程度の練習です。

 7月から片手打ちを練習し始め、約2ヶ月になります。

 左手は大体打てるのですが、右手が全くと言っていい程打てませんでした。

 1ヶ月も経過した辺りから少しずつアームローテーションが出来るようになり、球を捉えるようになってきました。

 でもシャンク気味の球が出ることも多く、一度シャンクし始めると止まらなくなったりもしてました。

 そんな中、トシさんからのアドバイスを試してみたところ早速効果がありました。

 バックスウィングで右尻を引き、ダウンスウィングで左尻を戻す。

 アプローチですので9時3時程度の振り幅ですが、右手のスウィングでシャンクが出なくなりました。

 今までは、右手で上げて右手で下ろすスウィングをしてましたが、右と左の尻を意識することで、下半身を使ったアプローチが出来るようになっ てきたと感じてます。

 右と左の尻を意識する、ということは左右の股関節を入れ替えるという意識になりつつありますが、これは正しいのでしょうか?

 また右手打ちで、グリップを緩くするようにもしました。

 右手の中指と薬指で引っ掛けるだけにし、アドレスで腕をダラダラした状態から、右股関節に乗る意識でバックスウィングし、ダウンスウィング は右手の意識を持たせず、左股関節へ入れ替えることだけを意識すると、自然と腕がローテーションし、球を捉えます。

 力を入れていないのに、明らかに勢いのある球が出ます。

 とりあえず、自宅でのアプローチですが、早速効果を実感しました。

 次回は練習場で、腕はダラダラ、グリップは指で引っ掛ける、バックスウィングで右股関節の上に乗る、ダウンスウィングで左股関節へ乗せ替え る、という意識でスウィングしてみたいと思います。

 また結果はご報告します。

 

 

 

ご質問への回答

お世話になります。

ゴルフ侍トシです。

右手打ちの練習、

そして、右お尻を引いて、左お尻を戻すという意識の効果はすぐに結果として表れます。

これは僕がスイングを作っていくうえで試行錯誤して

『腰を回している意識があるうちは上手くなれない』という答えですのでそのままの意識で大丈夫ですよ。

左右の股関節を入れ替えるという意識で大丈夫ですか?ということですが

正直股関節の意識すら必要ないというのが言えます。

慣れてきたら左のお尻の事を考えることなく、

右お尻を少し後ろへ引くだけでもOKです。

右お尻すらも意識す る必要はそのうちなくなってきますよ。

右手打ちには再現性の高い正しいスイングを作る要素のほとんどが含まれているといっても過言ではないです。

右手打ちでドライバーで100ヤードキャリーを目指してください。

100ヤードキャリーで飛ばせるようになれば、勝手にアプローチも上手くなっていることに気づかれるでしょう。

なぜ右手打ちがスイングづくりに最も効果的かを説明し出すと長くなってしまうのですが(笑)

右手というのはスイング中に悪さをするんですね。

どうしても右利き右打ちの場合は右手が悪さをしてしまうというのがあるんです。

なので、右手打ちを行うことで手首をこねたり(フリック)などの悪い動きを矯正 することができるんです。

右手打ちができる人はインパクトで右肘が曲がった状態を作ることができます。

つまりダウンスイングで右手が悪さをしないことで

勝手にタメが作れるようにもなるんです。

タメを作るための理論とか教えは世の中たくさんありますが、

そんな情報に僕は振り回されて苦労しました。

タメは意識して作るものではないんです。

勝手に作られるものなんですね。

右手打ちを行うことで、タメもそうですが、再現性の高いインパクトの形、そして

体の近くを振ることができるため、スイングにキレが生まれるんです。

ヘッドスピードも上がりますし、飛距離も伸びるんですね。

この ような理由から右手が悪さをせずに正しく使えるようになるには右手打ちが一番の近道なんです。

左手打ちはもうしなくて大丈夫です。

欲を持って飛距離をさらに伸ばしたいという場合は

左腕一本サンドウェッジでキャリーで80ヤード打てるようになれば

さらに飛距離アップできます。

まずは右手打ちだけでOKです。

今は右手打ちだけ継続されてください。

僕はひたすら右手打ちだけやっている時期がありました。

2時間の打ちっぱなし中、ずーっと右手打ちとかですね。

その結果、上達が急速に加速していきました。

後は、欲を言うなら腰の動きを正しく作るためのドリルとして

股にバレー ボールやハンドボールを挟んでそのボールが落ちないように素振りをするだけでOKです。

この素振りで勝手に正しい腰の動きを体が覚えてくれます。

以前おっしゃられたように腰がボール方向へ突き出て前傾が起こされるようなこともなくなりますよ。

ただ、右お尻を引いてバックスイング、左お尻をアドレスの位置に戻す意識でダウンスイングでもいいですが。

右手打ちができるようになって、腰の動きが正しく回転できるようになるとスイングは8割完成したようなものですから。

なんどもしつこいようですが、

右手打ちがうまくなるとショット良し、アプローチ良しですよ^^

アプローチでダフリやトップなんてなくなります。

後は距離感のフィーリングだけ掴めるようになると寄せワンも増えますよ。